とこよしです。
今から1年ほど前に、
愛用の本革ギグバッグのファスナー部分が噛まなくなって
壊れたという記事をあげました。
→ 長年ともに歩んだギグバッグが壊れた。。。
色々あって、
昨年末にようやく修理してくれる業者を見つけ、リペアに出していました。
それがようやく戻ってきた。

うーむ、素晴らしい出来栄え!
今回はファスナー部分を丸ごと交換してもらいました。
噛まなくなった原因が、もうファスナーの噛む部分自体が摩耗でダメになっていたのと、国内標準のYKK製のファスナーではないので、取手部分のみの交換というわけにもいかず、丸ごとYKK製のファスナーに交換となりました。
もともと、購入時から噛み合わせがかなり悪かったので、正直、あまり良いファスナーは使っていなかったのだと思う。それに加えて、楽器ケースとしては致命的に使いづらいシングルファスナー仕様だったので、ダブルにしてもらい、随分と使いやすくなりました。

マチの部分も心なしか以前よりも綺麗に仕上がって、ケース自体がとても生き返ったように見えます。
[before]

[after]

元々のマチ部分に縫いつけたとのことでしたが、内側も全く違和感なく仕上がっていて待った甲斐がありました。

金額的にも、当初予定していたよりも安くなり、
それでも、まるまる新品の良いギグバッグが買えるくらいの値段にはなったのですが、このケース以外あり得ないのでまた長く付き合っていけたら良いなと思います。
このケースも、19の時に購入してからもうかれこれ10数年経っているので、正直いうと、今回修理に出した折に、サブのケースを買おうか迷って調べに調べたんだけど、ぜんっぜん欲しいケースがなかった。
「GIGBAG」製のケースは昔愛用していて気に入っていたけれど、あれはPVCレザーだし、それを買うなら今の本革のケースと大差ない。最近は、マチというか、ケース自体に厚みを持たせたモノが主流みたいで、自分が今使っているケースのように挟み込んで密着するような薄型のケースが全然なくって、全く欲しいと思わなかった。
そのわずかな厚みの違いが、電車内などでケースを足元に置く時に邪魔になるし、電車で座席に着く時にも、股の間にケースを挟めなくなる。公共の場では結構気を使うのが楽器ケースであり、そういった場面で普段の使い方ができなくなるのは、ちょっと考えられない。(まぁ今は電車に載せる機会がほぼないんだけども)
と、いうことで、
改めて今まで使っていたこのケース以外考えられないということが身に染みてわかった。
せっかくなので帰りにホームセンターに寄って、革製品用のメンテナンスグッズを買ってきて、綺麗にクリーニング&保湿をしましたとさ。革製品の手入れなんて今まで一度もやったことがなかったけれど、10数年も使っていると、結構ヤレてきている部分もあったので、良い機会だなと。
あとは、革製品は湿気に弱くて、過去に何回もカビが出ているので、やっぱりちゃんとメンテナンスはしたほうがいいよね。


というワケで、ちょっとだけ艶も出てまた少し元気になったギグバッグで、
これからも大切な楽器を運んでもらうことにします。
では