とこよしのBASSとなんか

YouTubeチャンネル「とこよしtocco-yoshi」のブログ。エレキベースと毎日のなんかを呟きます。 0TaAcK0 @YouTube since 2007~

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とこよしです。


年末年始休暇に入ったので、
なんか自分に1年頑張ったご褒美を与えられないかなーということで(甘い)
また性懲りもなく小型ヘッドアンプを購入してしまいました。




Trace Elliot / ELF
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ベースアンプとしては、かつてはそこそこよく見かけていたトレースエリオット。

たまーに今でも年代物のヘッドが置いてあるのを見かけるが、トレースあるあるともいえる、ファンの異音。最近めっきり見なくなったなと思ってメーカーサイトを見ると、過去のモデル含め、フルサイズのヘッドもキャビネットも製品ラインナップからすっかり姿を消している。経営者でも変わったのかな??

とまあ、今回購入したのは、そんなトレースエリオットのクラスD小型ヘッド。
シンボルとも言えるグリーンのカラーリングとロゴはもちろん健在。


正直なはなし、小型ヘッドは過去に腐るほど試して来て、結果としてクラスD回路の小型ヘッドはすべて実践で使えないという結論に達したのに、サイズがとてもコンパクトでギグバッグのポケットに入るレベルのサイズであることと、値段、視聴した音がかなり良かったので、ついに買ってしまった。。。




学生時代、専門学校に備え付けてあったベースアンプのほとんどがトレースエリオットで、学生時代は正直いって全く好きじゃなかった。

というのも、学生時代は主にアクティブのベースを多く使っていたので、トレースはアクティブで出すといささか低域が膨らみすぎる印象があった。学校を卒業してからはパッシブメインで使うことが多くなり、それ以来、スタジオに置いてあるトレースのアンプを使ったらイメージが変わった。

適度に締りのあるブリッとしたジャリっとした元気な低音が出る。パッシブとアクティブでは使う機材との相性も変わるということをその時学んだ。

以来、トレースエリオットのイメージがガラリと変わり、結構好きな部類のアンプになった。そのトレースから小型ヘッドがでた時期に、YouTubeで音を聴いて、以来ずっと興味を持ち続けていた。





サイズはこの通り、信じられないほどコンパクトの一言で、タバコと比べてもこの通り。プリアンプ系のコンパクトエフェクターを若干大きくしたくらいのサイズしかない。

これで200Wの出力を備え、価格が3万円代というのだから欲しくならないはずがない。



こんな小さなサイズなのに、オモチャ感はまったくなく、他のクラスDヘッドと遜色ないクオリティの音が出てくる。というより、正直好みもあるが、今まで試して来た小型ヘッドの中では一番実践向きなバランスの良い音で出てくる。

これは良い買い物をしたと思う。


これをギグバッグのポケットにスポッと入れて軽セッションに参加して音を出せれば、購入した3マンいくらの元はじゅうぶんすぎるほど取れる。

コントロールはシンプルで、ゲインとボリューム、3バンドEQ。
EQの効きはさほど悪くないが、音のバランスがガッツリ変わるほどのEQではなく、どこまで回しても基本的な音色のバランスが破綻しないので、補正的と言えそう。逆に言えば、EQフラットでじゅうぶん使えるバランスの音。

ゲインは上げすぎると、音割れを防止するためにコンプがかかるように回路が組まれており、インジケーターが緑からオレンジに反応する。さらに回していくと普通にひずむ。コンプがかかり始める水準は低いので、クリーンで出したければゲインの方はあまり上げられない印象。

ただ、クラスDはヌケるかは別として意外なほどパワーはあるので、よほどハードなバンド編成じゃなければ、ゲインもボリュームもそこまで上げる必要はなさそう。

弁当箱よりも小さいサイズながら、ちゃんとファン付きなので、よくよく耳を近づけると、しっかりファンが回っているのがわかる。

ただ、サイズも小さいので、長時間の使用だと本体はそれなりに熱を持つ(熱いほどではない)からファンはほぼフルテンで回りっぱなしになる。自宅でプリアンプがわりに使うならば電気代はかかるかもしれない。

レビューにも多く見かけたが「電源ケーブルが太い」。でも、そのおかげで随分とローノイズで音質の向上にも多少なりとも貢献している印象。スタジオに置いてあるヘッドの電源ケーブルと付け替えて比べてみた印象としてはそんな感じ。

コンセント部分のアース線が、3芯のプラグになっていないところも、実用向きでとてもいい。自宅のコンセントは2芯なので、3芯のプラグだと使い勝手が悪い。



と、まぁ
初見の感想としてはこんな感じ。


正直いうと、自分はエフェクターをカッチリ組んで大きなボードを持ち歩いてセットするというのが昔から性に合わず、小さなヘッドやプリアンプを1つ持ち運んでどこの現場でも対応するというのが、ベースプレイヤーとしての自分なりの理想。だから、小型ヘッドをバカみたいに試して来たのだが、このヘッドは実践で使えるものであって欲しい。





さて、ここからは昔話


いままでにいろんなクラスDヘッドを使って来て、なぜ小型ヘッドに嫌気がさしたかというと、いろんなメーカー、各社プリアンプ部の違いから多少サウンドカラーに違いがあるものの、音の飛び方やニュアンスの傾向がどれもみんな同じだったから。

具体的にいうと、倍音成分がバッサリ削られているのか、低音域に締りがなく、音の開放感もなく、全体的にモワッとダマになった泥の塊が飛んでくるような音のイメージ。。。笑

特に4弦以下の低音弦側は倍音成分の豊富さがとても重要で、それがないとただの締りのない膨らんだ低音の塊になってしまう。

なんともモワンとしたアタックのスピード感に欠ける低音弦の出力がとても気に入らなかった。なんだか4弦以下だけ鳴りが悪くなったような、、、弦が死んだような感じのレスポンスとでも言えばいいだろうか。。。


ちなみに今まで試して来た小型ヘッドは、TCエレクトロニック、アンペグ、GK、マークベース、SWR、フェンダー。。。。

どれもメーカー各社のサウンドキャラクターを頑張って作ろうとしている努力は感じられるが、正直パワーアンプ部(クラスD回路)の傾向が強すぎて、どれを弾いても全く同じクセがあって、同じにしか感じられなかった。

プリアンプ部の評価をするとマークベースはミッドがマイルドすぎて使いづらかったし、GKに関しては高域がカリカリしていて音が詰まっている感じ、アンペグに関してはアンペグの音が全くせず、ただただモワンとしただけの低音が出てくる感じだった。

TCは、レコーディングでライン直の時はオーディオライクでフラットなとても良い音で録れるが、やっぱり本来のアンプの用途通りキャビネットから音を出すとクラスDのパワーアンプ部のモヤモヤ感があって使い物にならなかった。

クラスDヘッドと言えど、プリアンプ部に罪はない(笑)ので、ライン直で突っ込むと意外なほど良い音がしたりする。


リンク:ベースの小型ヘッドアンプは実践では使えない!クラスDをおすすめしない2つの理由

昔話おわり






と、、、
今までの小型ヘッド使用遍歴を語ったところで、このエルフに話を戻そうと思うが、残念なことにやっぱり間違いなくクラスD回路なので、音のクセというか傾向はさほど変わらない。

スタジオでキャビネットから音を出した時に、やっぱりフルサイズのヘッドアンプと比べて、倍音成分の開放感に乏しい印象で、低域にもうちょっと締りと、アタックのスピード感が欲しい。

とはいえ、モヤっとした音の印象はさほどなく、プリアンプ部の音の作り込みでずいぶんとうまく音のバランスをまとめている印象がある。使えるか使えないかで言えば、使える

これは買ってしまったから良い評価を下しているわけではなく、たとえ音質が60点だとしてもこのサイズと値段だけでじゅうぶん高評価が与えられる。

そしてヘッドフォン出力から直接モニターした感想はピカイチで、まさしくトレースエリオットのサウンドそのものだった。小型ヘッドでもちゃんとメーカーのサウンドを継承していることにトレースエリオットの頑張りを感じた。



(ちなみに、サウンド○ウスにも似たようなレビューが上がってるかもしれませんが、パクって来てるわけではなく、おそらく僕が投稿したレビューなので悪しからず。。。)



まとめると、
トレースエリオットのエルフは、サイズがかなり小さいのでオーディオインターフェイスの上に乗せても違和感ないし、まずはデスクトップ用のプリアンプがわりに使うには音質はピカイチ。キャビネットから出す音や使い回しは65点程度だが、それでもサイズと値段を考えると汎用性でプラス10点を与えてもいいと思えるのでじゅうぶん実用レベルといえそう。

出力が200・150W/4・8Ωなので、ハードなジャンルをやっている人には若干余裕のない出力かもしれないが、爆音を出さない人には必要十分な出力と言える。



余談ですが、インピーダンスってとても重要。インピーダンスが合うか合わないかで全然音質が変わる。試しにパッシブのベースを使っている人は、ヘッドのアクティブ用のインプット端子に繋いで音を出してみて欲しい。インピーダンスが合っているかどうかがいかに重要かわかると思う。実は宅録でもそれによってかなり音質が変わる。

なので、キャビネットとの相性というのがヘッドにとって一番重要だったりする。結果、キャビネットが一番重要なんだよね笑

というオチ。

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こんばんは、とこよしです。



今回は非常に長くなりますが、
過去に自分が購入、使用してきたエレキベースを一覧にしました。




備忘録的な意味合いもあり、自分が過去にこんなん使ってきてあーだったなーと、いうだけの趣味の記事です笑。





使用した全エレキベース一覧


[01] ★BC.Rich                 Eagle bass (EB-360JE)
[02] ★Fender JAPAN      JB-45 (STD)
[03] ★Fender JAPAN      AJB (エアロダイン)
[04] ★MUSICMAN          StingRay4
[05] ★Fender JAPAN      JB-75 US
[06]  AriaPro2                JB (マツモク)
[07] ★Sadowsky             MS4
[08] ★History                  ZJS-CFS
[09]  Sadowsky Tokyo  JB (型番不明)
[10]  ESP                      AMAZE CTM
[11] ★MUSICMAN          StingRay4
[12]  Moon                    JJ4
[13]  History                  GH-BJ5
[14] ★YAMAHA              BB2025
[15] ★ノンブランド       Fake MUSICMAN-BONGO

※★は新品購入

備考
Warwick
Lakland



※ここに載せたのはあくまでもまともに使ってきたブランド物のベースのみで、中古で買ったワケのわからない安物などは除外しています。




[01] BC.Rich Eagle bass (EB-360JE)

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※イメージ

[購入時期]

2006年3月末

[当時の購入価格]

新品
27,000

[仕様]

ボディ:   バスウッド
ネック:   メイプル / ボルトオン
指板:    ローズウッド / 24F
ピックアップ:スプリットコイル×2
コントロール:2vol・1tone / パッシブ

[詳細]

生まれて初めて手にしたベース。

ローズ指板、24F、スプリットコイル2発という、とてもマニアックな仕様。変形ベースの部類。

とにかくヘッド落ちが激しく、さほど重い楽器ではなかったが重量バランスが悪くて肩が凝った。

ネックは丸太のように太かったが、かなり順反り傾向にあった。


最初に手にしたのがこの変形ベースだというと結構驚かれる。今までわりとオーソドックスなベースばかりを使ってきたので、、、

当時、右も左もわからない中学卒業後に楽器屋さんで買った楽器。オーソドックスなJB/PBタイプにどうも魅力を感じず、ベースの「べ」の時も知らなかったので、どうせなら見た目で気に入ったやつをということで、手にした。オールブラックのマッチングヘッドが目を引いて購入。

高校の入学祝いで、両親に買ってもらった最初のベース。予算は3万円。



[02] Fender JAPAN JB-45 (STD)

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※イメージ

[購入時期]

2007年1月

[当時の購入価格]

新品
43,000

[仕様]

ボディ:   バスウッド / 3P
ネック:   メイプル / ボルトオン
指板:    ローズウッド / 20F
ピックアップ:シングルコイル×2
コントロール:2vol・1tone / パッシブ

[詳細]

初めて自分のお金で買ったベース。

オーソドックスなフェンダーJBで、ローズ指板、20F、シングルコイル2発。
フェンダージャパンオリジナルの採用として、この価格帯はボディにバスウッドが使われている。

上記、イーグルベースからの乗り換えだったため、演奏のしやすさに感動すら覚えた。イーグルベースが24Fだったのに対し、JBは20Fなので、ネックのスケール感が短く感じ、ジャズベならではのネックの細さもあり、最初は「間違ってショートスケールのベースを買ってしまったのではないか」と錯覚したほど。

バスウッドの特性としては、本当に癖がない。アルダーのような中域の粘り気も弱く、良質なプリアンプと組み合わせると良いサウンドになりそう。ただ、パッシブで使うには、いささか音の厚みというかパンチが足りない印象。

のちにブリッジをバダスIIに乗せ変える。


高校1年生の冬に購入。初めてのバンドを組んだので、ちょっとしっかりした一本を購入しようと思い立ったのがきっかけ。いろいろ見て回っているうちに、やはりステータス性を求めてフェンダーに行き着いた。

Fender JAPANブランドがあった末期にはJB-STDの名で発売されていたモデルで、購入当時はJB-45という型名だった。


[03] Fender JAPAN AJB (エアロダイン)


※実写

[購入時期]

2007年10月

[当時の購入価格]

新品
56,000

[仕様]

ボディ:   バスウッド
ネック:   メイプル / ボルトオン
指板:    ローズウッド / 20F
ピックアップ:PJ
コントロール:2vol・1tone / パッシブ

[詳細]

黒のマッチングヘッドのオールブラック仕様、他のJBにはないボディの曲面加工、バインディングが目を惹き購入。ローズ指板、20F、バスウッド、PJ配列。

ブラックボディ、マッチングヘッドに合せて指板も黒く着色されている。

シングルコイルの繊細な音と、スプリットコイルの厚みをミックスさせたPJ配列特有のファットな音が気に入っていたが、やはりバスウッドの特性なのか、いまいち音に踏ん張りがきかない。音の芯が薄いとでも言うべきか。YouTubeの動画投稿へは何回か使用したが、実践では未使用のままお蔵入り。


[04] MUSICMAN StingRay4


※イメージ

[購入時期]

2008年3月

[当時の購入価格]

新品
240,000

[仕様]

ボディ:   アッシュ / 2P
ネック:   メイプル / ボルトオン
指板:    メイプル / 21F
ピックアップ:ハムバッカー
コントロール:1vol・3bandEQ / アクティブ

[詳細]

初めて購入した高い楽器。

ナチュラル塗装のアッシュボディ、メイプル指板、アクティブという憧れの組み合わせ。これを機にナチュラル塗装、アッシュ/メイプルにハマることになる。

初めて手にしたその日に感じたことは、音はすこぶる良い。が、持っていたフェンダージャパンのベースのほうが弾きやすい。

フレットの処理が甘く、手に引っかかりがあったし、なによりビビリがひどかった。このベースを機に自分でセットアップをするようになった。なんせ、同じ日の朝と夜でコンディションが違う。楽器屋に持っていくには月に何回足を運ぶことになろうか。。

ネックがオイルフィニッシュなのもあり、温度湿度の影響をもろに受ける。特に順反りの傾向が強かった。また、各弦の音量/音圧バランスにもバラつきがあり、特に1弦の抜けの悪さは顕著だった。

それでも初めてのアクティブベースであり、スティングレイ特有のサウンドは当時の自分を魅了した。



スラップ奏法を知ったのがベースを始めて半年くらい経ってから。それからというものレッチリに憧れ、そのレッチリのベーシストが使っていたスティングレイに憧れを持っていたので、「いつかは手に入れたい」と思っていたが、「いっそ今でしょ」ということで購入に踏み切った。

高校2年当時、25万前後の楽器と言えば超高級品。プロが使っているのと同じレベルの楽器であり、まさに憧れであった。

その中でも特に、アッシュボディ、メイプル指板のナチュラル塗装のベースと言えば、当時決して安い値段では手に入らず、自分の中では憧れのスペックだった。

1弦の抜けの悪さをなんとかして解消しようと、のちにPUをバルトリーニ→ノードストランドと載せ替える。

バルトリーニは、純正より落ち着いたサウンドになり、スラップのニュアンスが微妙だったので外し、ノードストランドはヴィンテージスティングレイに忠実だということだったが、結果からして現行スティングレイは純正ピックアップが一番純正プリとの相性が取れているという結論に達した。



[05] Fender JAPAN JB-75 US


※実写

[購入時期]

2008年12月

[当時の購入価格]

新品
100,000

[仕様]

ボディ:   アッシュ / 3P
ネック:   メイプル / ボルトオン
指板:    ローズウッド / 20F
ピックアップ:US-Vintageシングル×2
コントロール:2vol・1tone / パッシブ

[詳細]

フェンダージャパンの中でも最上位クラスのJB75US。
アッシュボディ、ローズ指板で、指板にはブロックインレイ&バインディング仕様となっている。

70年代仕様の厚めのネックが握り心地良く、リアピックアップの位置が60年代ものと比べて若干ブリッジよりに設計されているなど、この年代の特徴を感じ取れる1本だった。

なにより、当時純正で載せられていたUSAヴィンテージピックアップのサウンドやニュアンスがいい感じだった。

ミュージックマンスティングレイにすっかり「弾かされていた」自分は完全にセットアップとスティングレイノイローゼになっており、そこから考えるとこのベースはなんてストレスフリーなんだろうと感動した。

各弦の音量・音圧のバランスも良く、トーンもオーソドックス。ネックの挙動もおとなしく、スティングレイと比べて欠点が見当たらない。楽器の値段的価値がわからなくなってしまった。

改めてジャズベースの優等生ぶりを実感し、以降、しばらくの間ジャズベタイプばかりを購入することとなる。

スティングレイの次に憧れを抱いたのが、アトリエZのM245。もちろんナチュラル塗装のアッシュ/メイプル。

しかし、そうそう20万クラスの楽器を購入できる経済力もなく、とりあえず手元にあった10万円の予算で、アトリエまでの繋ぎを買おうと楽器屋さんへ。

最終的にアトリエのM245を購入することが念頭にあったため、あえてカラーはヴィンテージホワイト、ローズ指板のJB75を購入することとなった。

この75は、スラップをするには音がマイルドすぎたので、のちにアクティブ化することとなる。もちろんハンダづけや配線をいじった経験はない。サウ○ドハウスで取り扱っていたアウディレ・オーディオ社のワンタッチプリアンプを搭載。

最終的に、やはりローズ指板とボディカラーが馴染めず、友人に譲渡。



[06] AriaPro2 JB (マツモク)


※実写

[購入時期]

2009年3月

[当時の購入価格]

中古
???

[仕様]

ボディ:   アッシュ / 2P
ネック:   メイプル / ボルトオン
指板:    メイプル / 20F
ピックアップ:シングルコイル×2
コントロール:2vol・1tone / パッシブ

[詳細]

JB75USからの繋ぎで某オークションより入手した1本。
スペックはナチュラル塗装、アッシュ/メイプルのジャズベでどストライク。前オーナーのメンテが行き届いており、弦高かなり低め、ネックストレート、ビビリなしという素晴らしい状態で届いた。

今はなき、かつてフジゲンとシェアを二分した日本のマツモク製のジャパンビンテージである。87年製。

とにかく鳴りがよく、アンプを通さずに鳴らすと、まるでアコースティックベースのような生鳴りの大きさだった。

前オーナーの改造が施されており、ネックポケットにはローアクション対策として、アルミ板が入れられていた。これがネックポケットに若干隙間を作っており、見栄えが気に入らなかったので取り外す。

若干弦高は上げざるを得なくなったが、元が超ローアクションだったので気にならなかった。

この本体を元に、ペグはゴトー製ヴィンテージ仕様のデカイやつに、ブリッジはバタスIIに、電装部はパッシブからアクティブへ変更。プリアンプはJB75から外したアウディレ・オーディオ社のもの。ピックアップをバルトリーニにフルカスタムした。

アウディレ・オーディオのプリアンプは、すでにJB用のコントロールプレートに配線が施された状態で売られており、ピックアップとブリッジアース、ジャックとの接続をするだけでアクティブ化できるお手軽さが魅力。

ジャズベタイプはキャビティが小さいが、このプリならキャビティを増設しなくても設置できる。

コントロールは1vol、バランサー、3BsndEQ、3モード切り替えスイッチ。

このスイッチが面白い。指弾きに最適な中低域よりのモード、スラップに最適なドンシャリモード、フラットなモードの3種類を切り替えられる。

このベースにロトサウンドの当時ハンドメイド弦を張って使っていたが、やはり若者の常で、ステータス性を考えたときに、ブランド力が弱く、後述するESP購入時に手放してしまった。今となってはとても惜しいことをしたと思っている。


[07] Sadowsky MS4


※イメージ

[購入時期]

2009年4月初頭

[当時の購入価格]

新品
245,000

[仕様]

ボディ:   ライトアッシュ / 2P
ネック:   メイプル / ボルトオン
指板:    メイプル / 21F
ピックアップ:Split JB ×2
コントロール:1vol・バランサー・2bandEQ / アクティブ

[詳細]

サドウスキーのグローバルモデルであるメトロシリーズからMS4。

ナチュラル塗装、アッシュ/メイプル、アクティブ。通常のジャズベースとは違い、ディンキーシェイプという少し小ぶりなボディが特徴。

サドウスキーとの出会いは、2009年、ジェフベックのツアーに同行していた若手美人女性ベーシスト、タル・ウィルケンフェルドが初のソロインストアルバムを発売した時だった。

ベースマガジンやギターマガジンでも彼女が紹介され、なにより、ジャコを彷彿とさせるメロウなサウンドに魅了された。

それ以降、サドウスキーというメーカーのベースに興味を持つようになり、すぐさま購入したのがメトロシリーズのMS4だった。

今まで使用してきたベースからは考えられないほどローアクションなセッティングを簡単に得ることができ、ビビリもしない。ネックもストレートでテンション感はヒップショット製のブリッジからかやや緩め。

その絶妙な弾き心地が良かった。なによりサドウスキーの魅力は、ネックの組み込みにある。他の同値段帯の楽器では実現できないローアクションとスムースな弾き心地を得られると感じた。

ディンキーシェイプとピックガードなしの見た目に馴染めず、お蔵入りしたのちに、後述するサドウスキー東京のベースと交換で手放した。


[08] History ZJS-CFS


※実写

[購入時期]

2009年4月末

[当時の購入価格]

新品
108,000

[仕様]

ボディ:   アクティブ / 2P
ネック:   メイプル / ボルトオン
指板:    メイプル / 20F
ピックアップ:シングルコイル×2
コントロール:1vol・バランサー・2bandEQ / アクティブ

[詳細]

地元の某楽器チェーン店で偶然見つけた一本。
日本最大の大手楽器工場であるフジゲンが製造した個体で、スペックはナチュラル塗装、アッシュ/メイプルのアクティブJB。

当時の自分の理想スペックを満たしており、それが10万円で販売されている手頃さに興味を持った。

※現在でこそ安価なメーカーからも出すようになったが、18歳当時は、このスペックのベースが本当に高価だった。



やはり若気の至りで、ブランド的にはステータス性を満たしてはいなかったが、ちょうど楽器のカスタムに興味を持ち始めていた時期だったので、改造用の一本としては理想的だった。

ところが、その楽器店に置いてあった個体は「本当にコレ、アッシュ?」と思うほど貧相な木目。興味を持って偶然近くにいた店員さんに話しかけると、これがまた入社したばかりで試奏用アンプの操作もわからない若い女性店員さんであった。

試奏をしたかったので、他店の木目の良い在庫を取り寄せてもらえるという話になる。その店員さんは無知なりにもとても熱意があり、親身になって対応してくれたことに好感を持てた。

そのような流れで、取り寄せの話は進み、他店の在庫の写真をわざわざ送ってもらい、木目を選んで取り寄せるところまで進んだはいいが、弾くだけ弾いて買わないというわけにもいかない流れになってきてしまった。

まさに引くに引けなくなってしまったわけだ。店員さんも「こういうことするの初めてだからワクワクする」といって乗り気。試奏の結果は微妙だったけど、空気を読んで購入することに。。。

購入翌日に、早速改造。ピックアップはバルトリーニ、プリアンプはアウディレ・オーディオ製のまた別タイプのものを。ブリッジはバダスIIという自分の中では定番となりつつあるカスタマイズ。

ちなみに純正ピックアップのサウンドはとてもピュアで高域が透き通っている感じ。しかし、中低域のパンチがいまいちで繊細な音というイメージ。プリアンプに関しても極端なパワーや補正は得られず、あくまでもパッシブの延長線上といった感じのナチュラルなニュアンスだった。

ボディの鳴りは試奏時点でわかっていたけどいまいちで、ブリッジを交換したこともあり、ネックやフレットとの連携が取れず、ビビるのであまりローアクションにセットアップできなかった。当時DRのハンドメイド弦を使用。

そこから友人に貸していたり実家で眠っていたりして、1年ほど手つかずの状態だったが、後述するESPアメイズが入院した折に引っ張り出してくる。

弦をステンレスからダダリオの太めの弦に交換した時にドンピシャではまり、今までビビっていたのが嘘のようにビビらなくなり、弦高も落とせるようになった。どうやらネックが強靭すぎて目に見えない逆反りを起こしていたらしい。

ここら辺から、鳴りも改善され、徐々にボディが鳴るようになっていった。現在では特に4弦が抜群に鳴る。

また当時学生で、ESPの入院などもあり、金欠の折に、家にあった廃材でパッシブ化したのがハマった。アクティブでは出せない繊細なレスポンス、指先に素直に反応してくれるニュアンスが得られた。

本格的にパッシブ化し、ピックアップにはフェンダーUSAのオリジナルピックアップ、ポッドにCTSカスタム、コンデンサにオレンジドロップを搭載。それ以降、パッシブの魅力にとりつかれ、現在に至る。

ちなみにフェンダーカスタムショップ製のPUも試したが、求めるパッシブサウンドにはUSAオリジナルPUのほうが合っていた。

このベースは一時期メインとして2年ほど使用し、現在でも手放さずに持っている2本の一本である。とにかくネックが強靭で安定しており、一切不安な挙動を見せない。低価格でもフジゲン製の楽器は本当によく作られている。

最初は引くに引けなくなって購入した改造目的の安易な一本だったが、それが現在でも手放さずに持っているのだから楽器との出会いはわからない。


[09] Sadowsky Tokyo JB (型番不明)

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※イメージ

[購入時期]

2009年5月初頭

[当時の購入価格]

交換
(0円)

[仕様]

ボディ:   アッシュ / 2P
ネック:   メイプル / ボルトオン
指板:    メイプル
ピックアップ:シングルコイル×2
コントロール:1vol・バランサー・2bandEQ / アクティブ

[詳細]

先述したサドウスキーMS4との交換で手に入れた一本。

若い頃の私はステータス性を重視する傾向にあり、やはりヒストリーではブランド力的に物足りなかった。

そんな折に、知人から来た話が「ベースを交換しないか」という話。

サドウスキーはニューヨークに工房を構え、本家の楽器はサドウスキーNYCの看板がつく。そのグローバルモデルのメトロシリーズは日本で製造されているハイコストパフォーマンスモデルだ。

※本家NYCモデルは50万円を超える。

コスパ重視のメトロシリーズよりもサドウスキー東京やTYOのほうが若干グレードが上であり、メトロシリーズと違ってボディがディンキーシェイプではなくフルサイズだったこともあり、交換条件に乗った。

相変わらずネックの仕込みは素晴らしいの一言で、超ローアクションにしても一切ビビらない。ネックはストレート。個体差ではない、サドウスキーのネックの素晴らしさがここで確信に変わった。

ピックアップはメトロシリーズに搭載されているスプリットシングルではなく、サドウスキー東京オリジナルのシングルが積まれており、メトロと比べて落ち着きのある大人しめなサウンドだった。

のちにピックアップを乗せ換えたり、プリアンプをいじったりしたが、サドウスキーのサウンドに馴染めなかった。楽器本体は良いのだが、プリなのかピックアップなのか、はたまた鳴りなのか、どうにもシックリ来なくて、後述するアメイズの購入資金に手放した。

[10] ESP AMAZE CTM


※実写

[購入時期]

2009年5月末

[当時の購入価格]

中古
200,000

[仕様]

ボディ:   キルトメイプルtop / スワンプアッシュback
ネック:   メイプル / ボルトオン
指板:    メイプル / 21F
ピックアップ:オリジナルシングル×2
コントロール:1vol・バランサー・3bandEQ / アクティブ

[詳細]

某オークションで中古購入した一本。


ちなみに、先述した4本前のアリアプロのジャズベが2009年の3月に購入。このアメイズが同年5月に購入。わずか2ヶ月の間の出来事である。

この当時は、ちょうど高校卒業から音楽専門に進学した時期であり、より良い一本を探し求めていたが、うまくいかなくて迷走していた時期でした。

比較的手頃なベースを多く購入してきてことごとく手放してきたため、一旦、まともな値段帯の楽器を購入して落ち着こうと。そのためにいろいろ試奏して回りました。

まず候補に挙がっていたのが、以前から狙っていたアトリエZのM245。ところが、ちょうどいいタイミングで、状態の良さそうなESP AMAZE CTMが市場に出回ってきた。

当時の予算は20万。ストックしていたいろんな楽器を売って資金をかき集めた。新品価格40万のアメイズには手が出せないが、この中古アメイズならちょうど予算内に収まるという事もあり、目を引いた。

まず、この美しい木目に一目惚れ。もちろん、両方試奏を繰り返した。と言っても、ESP系列の楽器は地元じゃ1店舗にしか置いてないのだが。

ましてや、欲しいのはネットにある個体。個体差があるとわかりつつも最終的にアメイズを購入した。

まず、アトリエはドンシャリの傾向が強すぎた。低音弦は「ドン」とパンチがあり、高音弦は「シャリ」っとしているまさに絵に描いたようなドンシャリサウンドだった。

当時タルウィルケンフェルドやジャコパストリアス、ヴィクターウッテンに影響を受けていた私としては、もう少し繊細なニュアンスが出したかったので悩んだ末にボツになった。

一方でアメイズは、適度にミッドにコシがあり、すごく綺麗な音が出る。音圧のバランスも4弦から1弦までバランスよく、パッシブモードにするとさらにそのミッドの粘り気が感じられた。プリアンプで補正された音ではなく、その楽器本体から出力される音だと感じた。購入を決意した。

結果、購入したのはネットの個体だったので、やはり楽器店で試奏した個体のようにはいかなかった。鳴りが悪く弾き心地がカツっとしている印象を受けた。

それでも、何度かアメイズを試奏した某楽器店へ足を運び、セットアップと調整を繰り返した末、メインとして、なんやかんや3年間使用することになる。

当時学生だったので、これ以上の楽器は買えなかった。今までストックしていた楽器を全て手放したことにより、金銭的な蓄えもなくなり、さらに専門学生時代はバイトをしていなかった事も相まって、この楽器をなんだかんだ3年間使うことになるのである。


3年も使っていると本当にいろいろあった。プリアンプとピックアップをそのままサドウスキーに載せ替えてしまったのだが、思うような結果は得られなかった。

やはりサドウスキーサウンドは肌に合っていなかったようだ。純正のピックアップとプリアンプもなかなか優秀で、この楽器に関しては純正の組み合わせがベストだと感じた。

その一年半後、夏にネックの調子が悪くなり、ロッドもかなり回していたことから、一度リペアに出すことにした。今はなき老舗のS○Vというリペアショップ。ここで一悶着あったのだが、それは機会があれば別の記事にでも記そうと思う。

そのアメイズ入院の際に実家から引っ張り出してきたのが先述したヒストリーであり、色々手を加えている間に、使える楽器に昇華し、手放さずに現在まで時系列がつながります。

一方アメイズは、それから3年ほど使用したのち、当時のバンドが解散し、役目を終えた。そこからは、使い勝手からヒストリーの改造ベースをメインで使用するようになり、金欠でアメイズは手放された。

何より、シャイな自分にはあの派手派手でゴージャスな見た目が合わなかったらしい。ステージに立っていても同業者から楽器ばかりを舐めるように見られるのが嫌だった。等身大のレベルにあった楽器を使おうと思った。

[11] MUSICMAN StingRay4

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※実写

[購入時期]

2012年2月

[当時の購入価格]

新品
260,000

[仕様]

ボディ:   アッシュ / 1P
ネック:   メイプル / ボルトオン
指板:    メイプル / 21F
ピックアップ:ハムバッカー
コントロール:1vol・3bandEQ / アクティブ

[詳細]

2本目のミュージックマンスティングレイ購入。

前回と違ったのは、なんと1Pアッシュボディ。 

1本目を購入した理由がレッチリやスラップに対する憧れであるならば、この2本目はディスコファンク系のベーシストに対する憧れである。

その界隈の当時のプレイヤーは本当にスティングレイ率が高かったということと、過去に使用してノイローゼになったものの、やはりあのネックを握った時の感触や独特の音が忘れられなかった。まさに魔性のベースである。

1本目購入当初は高校2年生だったが、21歳になった今なら昔よりもまともに使いこなせるのではないかと思っての購入。二度目の正直。

ところが、このベースはことごとく自分に愛想を振りまいてはくれなかった。相変わらずネックは温湿度計のように動くし、その都度音のニュアンスも弾き心地も変わり、ビビリもデットポイントも酷かった。

特に12F付近では音が詰まって鳴らない弦があった程。パッシブに改造して散々いじりまわした挙句、手放した。


まず、設計がもろもろ日本の気候に合っていない。

ネックは薄く、弦のテンションは独自のブリッジのせいか結構キツい。それでいてオイルフィニッシュ、未塗装のネックなので温湿度の影響をモロに受ける。本国のカリフォルニアでは一年を通して気候が安定していて、湿度もかなり低いらしいのであの仕様でいいのかもしれないけれど、アジア地域のように四季があって湿度が高い地域にはそもそも設計が適していない。

いまだに未練があるというか、自分の理想のベースサウンドはスティングレイのあのカラッとした音なんだけど、何本所有しても結局コンディションの難で手放してしまう。


もう二度とスティングレイを購入することはないだろう。。。自分には到底使いこなせない楽器だと確信した。。。


[12] Moon JJ4

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※実写

[購入時期]

2013年5月

[当時の購入価格]

中古
78,000

[仕様]

ボディ:   パドウク
ネック:   メイプル / ボルトオン
指板:    エボニー / 21F
ピックアップ:オリジナルシングル×2
コントロール:2vol・1tone・PUセレクター / パッシブ

[詳細]

二度にわたるスティングレイで、すっかり海外製の楽器を使う意欲を失った自分は、日本製の楽器だけを使っていこうと決意し、MoonのJJを中古購入する。

エボニー指板のベースにかねてより興味があり、今回はその記念すべき1本目となった。ボディ材にパドウクという特殊な材を使っている事も興味を持った。ムーニーロゴ期のJJであり、個人的にムーンで好きな年代のものだ。

コントロールが2vol・1toneに加え、ピックアップセレクターが付いているが、正直2volあってセレクターが付いている意味が良くわからない 。

まず弾いてみて、ピックアップの音色に違和感を感じた。シングル2発のジャズベタイプなのに、まるでプレシジョンベースのようなニュアンスの音がする。もしかしたら純粋なシングルピックアップではなく、スプリットシングルが入っていたのかもしれない。

音色が気にくわないので、ピックアップをディマジオ製のものに交換。当時理想としていたサウンドが「ダークな音」。例えるならネイザンイーストのような深みがあり、存在感や音の芯がありながらも、派手ではなく、バック演奏にマッチする落ち着いたサウンドである。

そのサウンドを得るために、候補に挙がったのがセラミックマグネットを採用しているディマジオのピックアップ。。。まあ、ネット購入が面倒だったので近場の楽器店に置いてあったものを買ったのも事実です笑

ネックもボディもオイルフィニッシュで仕上げられており、手触りは抜群だったのだが、やはり日本でオイルフィニッシュは欠点となり、環境変化によってネックが動く。

サドウスキーやフジゲン製品のようにフレットやネックの仕込みがしっかりしておらず、ビビる。。。半年ほど使用して手放した。


[13] History GH-BJ5

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※実写

[購入時期]

2014年1月

[当時の購入価格]

中古
90,000

[仕様]

ボディ:   アルダー
ネック:   メイプル(タイムレスティンバー) / ボルトオン
指板:    ローズウッド / 21F
ピックアップ:ケントアームストロング×2
コントロール:1vol・バランサー・2bandEQ / アクティブ

[詳細]

先述のヒストリーZJS-CFSが予想以上に良かったので、同じフジゲン製の5弦を中古購入。当時、個人的にコピーしていた曲の多くが5弦だったのでついに本格的に5弦に手を出し始める。

この個体は、タイムレスティンバーを採用しており、ネックは普通のメイプルよりも若干褐色がかった濃いめの色をしている。ローズ指板ながらタイムレスティンバーの影響か立ち上がりは早めでカラッとしたレスポンスが得られるが、ピックアップが気に入らない。

ケントアームストロング製のピックアップを純正で装備しているが、どうにも音がボワンと膨らみすぎる。リアピックアップ単体で鳴らすと、ちょうど良いサウンドが得られるが、当時組んでいたバンドサウンドを考えると、リア単体で鳴らす選択肢はない。

フロントをミックスすると低音が膨らみすぎて不快感すら感じる。おそらく、このケントアームストロングというメーカーのピックアップはジャズ向けに設計されているのではないかと思う。基本はリア単体で使用し、フロントは音圧の補助用に使われる。

だから、ロックのようにフロントとリアをミックスしフルテンで鳴らすと、イマイチなのである。しかもソープバータイプのハム形状が仇となった。

なかなか同じ規格のPUがなくて積み替えられない。。。止むを得ずソープバータイプのピックアップカバーを自作してその中に裸のシングルコイルを設置することにした。

この改造が災難続きであり、手を負傷したり、ネット購入したはずのパーツが一部届かなくて予定通りに改造が進められなかったり、さらにピックアップのコイルを断線させてしまい、お釈迦にしてしまったりと、災難が続いた。

挙げ句の果てに、このベースを購入して3ヶ月で当時3年続けたバンドが解散。。。なにか呪われた楽器でもつかまされてしまったのではないかと感じたほどである。

当時23歳。年齢的にも焦ったり悩んだりしていた。今組んでいるバンドが行かなかったらバンド活動から足を洗おうとかねてより考えていたので、このバンド解散を機に、バンド活動を引退。

一般企業に就職して現在に至る。

この呪われたベースを手にしてしまってからプライベートでも災難続きで、あまりにもよくないことが続くので、即座に手放した。


[14] YAMAHA BB2025

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※実写

[購入時期]

2015年2月

[当時の購入価格]

新品
300,000

[仕様]

ボディ:   アルダー (A.R.E. / I.R.A.) / 3P
ネック:   メイプル&マホガニー / 5P / ボルトオン
指板:    ローズウッド / 21F
ピックアップ:オリジナルPJ
コントロール:1vol・1tone / パッシブ

[詳細]

GH-BJ5を売却してから、メイン不在となり、バンド活動を引退したこともあって、しばらくの間ベースをいじらなくなった。1年ほどして、ようやく意欲を吹き返し、目を引いたのがこのヤマハBB。

ヒストリー5弦ですっかり中古購入が恐くなってしまい、新品購入以外の選択肢はなかった。

BBは、当時理想としていたアッシュボディでもメイプル指板でもなく、ジャズベでもない、ましてや苦手なローズ/アルダーの組み合わせ。

しかし、このベースに施されているナンチャラ処理の影響か、アルダー/ローズにしては立ち上がりが早く音がハッキリしている。ボディの鳴りもいい感じ。

何より、5弦ベースを手にするようになってから、4弦との勝手の違いに困惑していた。4弦でベストな組み合わせのスペックでも5弦では不思議といい音が出なかった。

そこで、いっそのこと今までの先入観を捨てて、新たなマテリアルを開拓していこうと思い立った。スラップ重視ならメイプル/アッシュは秀でているが、指弾きメインなら、BBのスペックのほうがむしろシックリくるのではないかと。

結果、現在ではこのベースをメインとして落ち着いている。


購入から約7年使用してみて、ネックが本当に丈夫で、ラミネートの甲斐もあって全く動かない。一時期はちょい順反りにするためにロットを完全に緩めていたほど。それから、やっぱりロットが噛んでいる音のほうが倍音豊かなので今は若干噛んでる状態にしているけれど、おそらく今後も自分が所有している限りロットはほぼ回さないで済みそう。

45度の裏通し仕様のブリッジは現在は完全に表通しでセットアップしており、やっぱりオモテのほうが元気な音が出て良い。

いままで使ってきた楽器の中でベストに鳴りが良くて、後述するパチモンボンゴと比べてみても音の立ち上がりから倍音成分のツキ、粘り、生音でのレスポンスが全然違う。ボディのなんちゃら処理の成果なんだとしたら、もっと多くのメーカーに採用されるべきだと思う。


[15] OrderMade Custom 5-String Fake MUSICMAN-BONGO

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※実写

[購入時期]

2022年2月

[当時の購入価格]

新品
32,800

[仕様]

ボディ:   バスウッド (推定)
ネック:   ハードメイプル (推定)
指板:    ローズウッド / 24F
ピックアップ:Delano MC5 AL
コントロール:1vol・3bandEQ (midフリーケンシー付) / アクティブ

[詳細]

昔から楽器の改造が大好きで、一度でいいからガワ以外ぜんぶ外してフルカスタムしてみたいという学生時代からの夢を実行するべく、中国の某サイトでオーダーした完全パチモン中華ボンゴ。 (愛称:ポンゴ)

ついでに言うとワンハムレイアウトのベースが一本欲しくて、デラノのハムを前々から試してみたかったのでこのベースに決定した。細部の造りは雑だし、あちこち打跡や傷が最初から入っているという素晴らしさはあるものの、楽器としてはわりと普通で、ちょっと手直ししてやれば実践で使えるレベル。

それを例にならって今回は、EMGのミドルフリーケンシー付き3Band EQの18V駆動で組み上げた。ペグ・ブリッジはヒップショット。サドルとナットはブラス製にして、ウッドピックガードでドレスアップしてみた。

サウンドは「スティングレイのあの音」ははもちろん出ないものの、ちゃんとシリーズのハムサウンドが得られている。アクティブサーキット+ハムなりのローノイズさはしっかり得られていて、S/N比も上々。バンドアンサンブルに埋もれることのないクリアでタイトなベースサウンドを得られそう (出番ないけど)

このベース、、本体が3万でオーダーしたもので、恐るべしチャイナコスパなんですが、それに10万以上かけてカスタムした一品になっています。本体よりも高いパーツで組む背徳感。。。

肝心の鳴りは、バスウッドにしては悪くなく、アッシュともアルダーともまた違った潔い鳴り方なので、EMGのプリアンプとは相性がとっても良い気がする。とにかくボディバランスが素晴らしく、立って弾いても座って弾いても違和感がない。

ブリッジを自分で変えたせいなのか、元の造りのせいなのかはわからないけれど、若干5弦のオクターブが不安定ではあるけれど、なんとか実用の範囲内で調整できている。ちなみに、この前ホイール式のトラスロットを回そうとしたら、、、ビクともしない笑

しまいに挿してた鉄のレンチが折れた笑

まあこれが中華クオリティかなと。現状でネックがストレートで安定していて、長年の経験による順反り対策も抜かり無いので、このまま安定してくれることを願う。。。笑









以上。


まとめると、いろいろな経緯を経て、
現在はヤマハのBB2025とヒストリーのZJS-SFCのみが手元に残ったという形です。
それに近年、パチモン中華ベースを加えたラインナップ。





今までまともに使用してきたベースを並べると、実に15本。
値段総額にしておよそ180万円をゆうに超える買い物をしてきたことになりますね。

アンプやエフェクター、パーツ等を入れると200万円を越えています。


ちなみに備考欄のレイクランドとワーウィックに関しては、過去に縁があって一時期置いていましたが、自分で購入したものではないため、割愛します。

たしかワーウィックはスルーネックの30数万。サムベースだったかな?NECピックアップが搭載されているモデルでした。

レイクランドの方は、ショアラインシリーズのデラックス5弦。


ここに掲載していないしょうもない安物/中古ベースなどは多数購入して改造用やオモチャにしました笑




こうして思い出しながら一覧にしていくととても懐かしい気分です。
あの時はあーだったなとか、こんな活動していたなとか。。。

また、機会があればライブもしたいですね。
ではでは。






[2022/05/04 更新]
 

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どうもこんばんわ

とこよしです。



職場からiMacをタダ貰いしたので
Mac2台持ちになりました!


27インチはでかい。そして重い。。。


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愛用のMacBook Pro 13inchと比較するとこのサイズ。




今後の使い道としては、

【MacBook Pro】
普段使い(アニメ視聴etc.) 
スタジオに持込みREC等 

【iMac】
自宅での弾いてみた
動画編集
その他、HP・Blog等
高度作業等


こんな使い分けにしていこうかなと。


ちなみに、最近MacBook ProのDVDドライブが壊れましてうんともすんとも言わず、音楽CDの取込みやDVD再生ができなくて困っていました。


そうした作業もiMacでこなすことになりそう。
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仕事で使ってるJW CADの図面作りとかは、どっちでやろうかな。
そんなこんなで、新しいハードを導入した話でした〜 


どうも、ご無沙汰しております。
とこよしです。


けっこう前になりますが、
ちっちゃなかわいいアンプを買いました。



HOTONE - Thunder Bass - 
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宅録では、インターフェイスに直挿しで
ライン録りしていたわたくしもついに、
これを噛ませてやろうかなと。。。


サウンドハウスさんで購入したんだけど、
届いてみて本当に小さい。

コンパクトエフェクターサイズ。
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このサイズにクラスA-B回路を採用しているもんだから、出力は5Wと当然小さい。

このアンプはヘッドアンプとしてライブで使用するというよりは、自宅で小さなキャビネットから音を出したり、ヘッドフォンアンプとして使ったり、あるいは宅録のプリアンプ代わりに噛ませたり。。。

という使い方を前提としている。


だから出力も必要最小限だし、値段も手頃。
僕のような一般ユーザーには、
これくらいの手頃な価格で遊べるオモチャが魅力的。
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サウンドはアンペグのSVTを真似ているということだけど、音を出してみるとたしかに似せようとしているなという感はある。

少なくともクラスD回路の本家アンペグよりは、アンペグらしい音がしていると思う。
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余談ですが、ベースの小型ヘッドが流行ってますよね。

ベースの小型ヘッドはほぼ全てがクラスD回路を積んでいます。それのおかげで電源部がコンパクトにまとまり、小型高出力を実現できているのです。

TC、アンペグ、GK、SWR、マークベース etc.
いろいろスタジオで試しましたが、クラスDものの小型ヘッドは、どれもデジタルくさくて好きになれませんでした。どれを使ってもメーカーの個性が感じられず、同じようなモッサリした音が出てくる。音のレンジが狭く、倍音成分に乏しい印象が否めない。

小型で高出力は魅力的だけど、それ以外に現状、クラスDのメリットは一切ないというのが、批判を恐れずあえて言う僕の素直な感想です。。




その点、このヘッドアンプはちっちゃいながらクラスA回路なので、倍音成分も豊富で音の開放感もある。Aクラス回路を積むとサイズが大きくなるのが普通ですが、このオモチャは出力を小さくすることで、このサイズを実現しているわけですね。

アレもコレもできる!ではなく、ちゃんと方向性をハッキリさせた遊べるオモチャです。ぜひ他のシリーズも出して欲しい。



欠点を挙げるとすれば、
ヘッドフォンアンプとして使うときに便利なAUX端子が付いてるんだけど、音がこもり気味であんまり音質は良くないかな。。練習には十分だけども。
 


サウンドテストで適当にフレーズを演奏してみました。
わりと極端に音を作っているつもりです。


→動画の説明

※録音環境は自宅、ライン録りです。
 スタジオの写真はイメージです笑
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[take-1]

3Band EQは全てフラット。
ゲインも歪まないギリギリに設定。

このアンプとマイベースの組み合わせで
基本となるサウンド。

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[take-2]

ベースとミドルを持ち上げ
トレブルをやや絞ったサウンド。

指弾きには無難なセッティングかな

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[take-3]

ミッドとトレブルを持ち上げ、
ベースをやや絞ったサウンド。

カラッとバリッとさせてみた。
これはこれで嫌いじゃない。

倍音成分もよく出ている。

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[take-4]

ミッドをやや絞って、
ベースとトレブルを持ち上げた音

いわゆるドンシャリ。

トレブルもちょい上げれば
スラップ系サウンドになりそう。

今回は指弾きなので、
音圧感がいい感じに出る塩梅で。




以上
 


今後は、「ライン直」というモットーが揺らぎそうです。
だってこれを間に入れるだけで随分と楽なのだもの。。。

どうも、本当にご無沙汰しています。
とこよしです。


最近は、仕事も時期的にとても忙しいため、
音楽活動は一切合切お休みさせていただいてます。


決して、YouTubeに載せるのが面倒なわけではありません^^;




さてさて、
日々の楽器のメンテナンスについて書こうと思います。

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↑日頃使っているメンテナンスオイルたちです。

①JIM DUNLOP 65 Lemon Oil
②HOWARD Orange Oil
③HOWARD Feed-N-Wax
④HISTORY Guitar Polish
⑤HISTORY Neck Oil




手順としては、
まず①のレモンオイルを使って指板の汚れを落とします。
次に②のオレンジオイルで保湿し仕上げていきます。

と、いう流れでしたが最近は
②の代わりに③を使用しています。


楽器屋にたまたま置いてあって、
「ワックス」っていうのに興味惹かれただけなんですけどね笑



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試しに家にあった木材でオレンジオイルとワックスで比較してみました。
写真だとわかりづらいですが、上がオレンジオイル、下がワックス。

オレンジオイルの方が光沢があり、色に深みも出ています。ちょっと濡れ色が着くって言うんでしょうか?

ただし塗りすぎたのか、しっかり拭き取っても時間が経ったらオイルが滲み出てきました。オレンジオイルでは割とよく起きる現象だと思います。

その点、②のワックスの方は、時間が経っても滲み出てきません。オレンジオイルほど濡れ色や光沢もなく、割と自然な感じに仕上がっています。しかし、塗っていないところと触って比べると明らかに違います。

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断面を見てみると、オレンジオイルの方がより浸透していることがわかりますね。ワックスの方はそこまで深く染み込んでいません。どちらが良いのかはわかりません笑


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③のワックスを楽器の指板に使って見たところ
適度なツヤと光沢が出ました。オレンジオイルとはまた少し違った上品?な仕上がりだと思ってます。←大差ない

カルナバと蜂蜜ロウとオレンジオイル配合のワックスです。 









ちなみに、①のレモンオイルは特段こだわっているわけでは無く、
「たまたま家にあるから」と言う理由で使っています。

遡ること10年以上前、
高校生の頃にたまたま購入したレモンオイルなのですが、
これだけ使用しているのに10年以上たった今でもまだ半分以上残ってます。。。笑

恐るべしコスパ!








さてさて、
残りの④と⑤なのですが、
それぞれボディ用のポリッシュ④と指板用のオイル⑤です。


④はボディを拭き上げるのに使用します。
金属パーツ類にも使用できて、光沢が出るので気に入っています。と、いってもボディが滑りやすくなるのと、そもそもそこまで楽器本体磨かないので最近は半年に1回くらいしか使いません。


⑤のほうはめっきり使いません。
個人的な感想ですが、上記天然もののオイルたちと比べて仕上がりがあまり好みではないのと、思いっきり石油系のオイルなので、いい香りもしないからです。






と、いった感じでしょうか。


 

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